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Swift 開発環境

概要

このページでは、Swift言語の主要な3つの開発環境(Xcode、Visual Studio Code、コマンドラインツール)について、それぞれの特徴とセットアップ方法を解説します。

なおこのサイトでは今後特別な注釈がない限り Xcode を前提として進めていきます。

開発環境

1. Xcode(推奨)

Xcode は macOS 専用の統合開発環境(IDE)です。 Swift と同じく Apple が開発しており、最も安定して Swift を書けます。 また、現状 macOS や iOS など、 Apple が作っているプラットフォームで動くアプリを作成するには必須となっています。 なのでプログラミング初心者や Swift をバリバリ書いていく人は Xcode を使うと良いです。

インストールは AppStoreDeveloper サイト、 サードパティツールである xcodes から可能です。

2. Visual Studio Code

Visual Studio Code(以下 VSCode) は、 Microsoft が開発している軽量な IDE です。拡張によって様々な開発環境に対応しており、 Swift にも対応しています。 VScode の Swift 拡張は元々 Server-side Swift を開発していたチームが開発しており、その後 Swift.org 配下に移されました。

VSCode では Swift Package Manager を使った開発をサポートしており、現時点では iOS, macOS など Apple プラットフォームのアプリ開発は難しいです。

3. コマンドラインツール(REPL)

swift コマンドが使える環境下で swift repl と打つと REPL(Read-Eval-Print Loop、 入力したコードを即座に評価し、結果を表示してまた入力を待つこと)で Swift を試せます。

swift コマンドを打つためには Swift をインストールする必要があります。 Xcode をインストールしてあれば自動的に Swift もインストールされますが、他にも swiftly を使う方法があります。

以下の方法で swiftly をインストールしてから swift をインストールします。

Terminal window
# swiftly をインストール
curl -O https://download.swift.org/swiftly/darwin/swiftly.pkg && \
installer -pkg swiftly.pkg -target CurrentUserHomeDirectory && \
~/.swiftly/bin/swiftly init --quiet-shell-followup && \
. "${SWIFTLY_HOME_DIR:-$HOME/.swiftly}/env.sh" && \
hash -r
# swift の最新版をインストール
swiftly install --use latest